2008年03月30日

火災報知機設置の義務化の目的

火災報知器の設置義務化が新築住宅においては2006年の6月から、既存の住宅においては2008年6月以降から実施となります。
個人の住宅に対して警戒設備の義務を命じるというのは初めての事かと思われます。

では、その火災報知機設置の義務化にはどういった目的があるのでしょうか。

火災報知機については、ほとんどの方がご存じでしょう。火事および火事に発展する可能性のある状態をいち早く周囲の人間に知らせる為の警戒設備です。
火事をいち早く知らせること事、いち早い鎮火と被害の拡大阻止のための装置です。
火災報知機の設置を義務化するという事は、それらの強化という事になります。
火事に対して今までよりも遥かに危機意識を持たせるという意味もあります。

『私は火事なんて起こしません』と言いきる人もいるでしょうが、物事に絶対はありません。うっかり火事や、近所からのもらい火事、珍しい例では窓辺に置いた金魚鉢やペットボトルがレンズのように日光を集めて火事になった例もあります。
もちろん寝タバコや火をかけたままの長電話なんてのは論外です。

自分と地域の財産を守るため火災報知器の設置は必要なことでしょう。

ただし、失うものを考えればごくわずかではありますが、多少費用のかかることですので自費負担での義務化、と言うことに文句が出るのもわかります。

そのへんの議論も無しに、いつの間にか決まってた、と言う感も強いです。
税金の無駄遣いが次々明るみに出る昨今、その金があれば火災報知器ぐらい無料で設置できたように思うのですが。



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